「食べ物に気をつけているから大丈夫」――そう思っていませんか?
実は、私たちの体に入ってくる有害物質は「食事」だけではありません。毎日使うシャンプーや化粧品、洗剤、制汗スプレーや生理用品などからも、“経皮毒”と呼ばれる隠れ毒が忍び込んでいるのです。本記事では、経皮毒の正体や吸収率の驚きの事実、そして今日からできる予防策を解説します。
経皮毒とは?|皮膚から吸収される有害物質
「経皮毒」とは、シャンプー・化粧品・洗剤などに含まれる化学物質が、皮膚を通じて体内に入り込むことを指します。
口から入る有害物質は肝臓で解毒されやすい一方、皮膚から吸収されたものは直接血管に入り、全身を巡りやすいのが特徴です。つまり、少量でも長期間蓄積されることで、健康や美容に影響を及ぼすリスクがあるのです。
経皮吸収率の驚きの事実
皮膚からの吸収率は部位によって大きく異なります。例えば、腕の内側を「1」とすると――
- 頭皮:3.5倍
- 脇の下:3.6倍
- 額(ひたい):6倍
- あご:13倍
- 背中:17倍
- 性器:42倍(最も高い吸収率)
- 手のひら:0.83倍
- かかと:0.14倍(ほとんど吸収されにくい)
このデータからも分かる通り、制汗スプレーやシャンプー、生理用品は経皮毒のリスクが非常に高いと言えます。特にデリケートゾーンに使う製品は、わずかな有害成分でも体に大きく影響を与える可能性があるのです。
日常生活に潜む経皮毒の例
- シャンプー・リンス:合成界面活性剤、防腐剤
- 化粧品:パラベン、合成香料、紫外線吸収剤
- 洗剤:合成洗浄成分、蛍光増白剤
- 制汗スプレー:アルミニウム化合物、香料
- 生理用品:漂白剤、吸収ポリマー
これらは日常的に使うものであり、毎日少しずつ体に入ることがリスクを高めているのです。
👉上に挙げた物質のほか、厚生労働省(厚労省)は、令和5年(2023年)に、このような資料を出しています。また、これらの物質は、皮膚疾患だけではなく、身体中の不調にもつながるとも言われています、
経皮毒から身を守るための予防法
- 成分表示を確認する習慣をつける
「パラベンフリー」「合成界面活性剤不使用」などの表示をチェック。 - オーガニック・自然派製品を選ぶ
植物由来成分を中心にした製品はリスクが低い。 - 肌に直接触れるものを厳選する
シャンプー・生理用品・制汗剤はできる限り安心できるブランドに。 - デトックス習慣を取り入れる
汗をかく運動、水分補給、腸内環境の改善、ゼオライトやミネラル補給サプリで排出をサポート。
まとめ|「見えない毒」から自分を守る選択を
- 経皮毒は「皮膚から体内に入る有害物質」のこと。
- 吸収率は部位によって異なり、性器は腕の42倍、背中は17倍と高い。
- 日用品(シャンプー・化粧品・洗剤・制汗スプレー・生理用品)がリスク源。
- 成分を確認し、自然派製品やデトックス習慣で体を守ることが重要。
👉 見えない毒から健康と美容を守るために、今日から少しずつ「安心できる選択」を始めましょう。
👉体に溜まる、見えない毒素の正体についてはこちら
👉食卓に潜む隠れ毒についてはこちら
コメント